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PK205+14.1 (ふたご座の惑星状星雲) 
2024年1月  Hα,OV,Hβ:5minx10 HαOVHβ合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
ふたご座とこいぬ座との境界付近に見られる大型の惑星状星雲です。
全体の形状はほぼ円形ですが南東側が明るく、明るい部分は三日月のような格好をしています。
よく見るとHα線を発光している暗い部分が、北西側にかなり広がっていて、星雲はなかなか複雑な形状をしていることがわかります。






NGC2264 (いっかくじゅうの散開星団・散光星雲) 
2024年1月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx6 Hα-HαOVHβ合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
星雲は淡いので見えませんが、星団は小型の望遠鏡でもよく見え、その星の並びから「クリスマス・ツリー星団」と呼ばれます。
「クリスマス・ツリー」の先端部にあたるところには円錐状の暗黒星雲が入り込んでいます。
その形状から「コーン(円錐)星雲」のニックネームがつけられています。





NGC1491(ペルセウス座の散光星雲) 
2024年1月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx6 Hα-HαOVHβ合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
ペルセウス座の東部にある小型ですが比較的明るい星雲です。
Sh2-206としても登録されています。地球からの距離は約9200光年とされています。
この星雲の中にある大質量星が大量の紫外線を放出し、星雲を構成する水素ガスを電離させているため、Hα線が強く出ています。
中央部がデータ上飽和してしまっていたので、多段階露光をしておく必要がありました。





NGC2467(とも座の散光星雲) 
2023年12月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx6 Hα-HαOVHβ合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
南天低くに見られる散光星雲で、とも座のξ星をはさんでM93と点対称の位置にあります。
望遠鏡の眼視では右側の明るい部分しか見られませんが、撮影するとかなりの広がりをもつ星雲であることがわかります。
その形状と色から「マンドリル星雲」の愛称で呼ばれています。
4400光年あまり先にある星形成領域の1つであると観測されています。。





NGC2174〔モンキー星雲〕 (オリオン座の散光星雲) 
2023年12月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx5 Hα-HαOVHβで合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
天頂近い天体はシーイングの影響が少なく、ガイド精度が1.5秒角程度に安定していました。
酔いが醒めかけ、少々二日酔いが入って顔が青ざめてきたお猿さんです。





NGC1232 (エリダヌス座の銀河) 
2023年12月  L:5minx10 R,G,B:5minx5 LRGB合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
秋の南天低くに見られる銀河のうち、比較的視直径が大きい銀河です。
フェイスオン銀河なので、望遠鏡の眼視ではぼんやりとした光の塊にしか見えませんが、光を蓄積すると見事な渦巻き構造があらわれます。
この銀河の腕はカクカクと曲がっているのが特徴で、伴銀河であるESO 547-16の影響と考えられています。
前回よりも赤道儀の駆動周波数が上がったことと、シーイングが良い観測地点だったため、比較的解像よく撮影できました。





NGC253 (ちょうこくしつ座の銀河) 
2023年12月  L:5minx10 R,G,B:5minx5 LRGB合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
視直径が大きな銀河で、秋の観望対象の一つです。とは言っても、南に低いため、気がつくと西の空低くなっていることも多く
前回、FC-100 + レデューサーで撮影して以来、久しぶりの撮影になりました。
宵の口に撮影したためか、これまでの対象のガイドエラーが1.3秒角に収まっていたのが、2秒角になってしまいました。
地球から比較的近距離にある銀河のため、内部の構造がよく写っています。
この銀河も星が爆発的に誕生しているスターバースト銀河に分類されています。 





NGC1499〔カリフォルニア星雲〕(ペルセウス座の散光星雲) 
2023年12月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx5 Hα-HαOVHβで合成
ZWO ASI-2600MM FS-60CB + レデューサー (焦点距離 255mm)  EM-200赤道儀
 
こちらも秋の撮影対象で有名なNGC1499 その形状からカリフォルニア星雲と呼ばれています。
Hα-HαOVHβで合成しているため、色成分はHαを赤、OVを緑、Hβを青に割り振っています。(AOB合成?)
ナローバンドによる撮影のため、星雲の中のガスのうねりがよくわかります。
基本のキで笑われそうですが、これまでLフィルターでピントを合わせて撮影していましたが、このシステムではHαとOV、Hβの焦点位置が
かなり違っていたことにようやく気付きました。パラコア2を使ったときは色収差を意識しないで済んでいたので、今後屈折鏡筒で撮影する 
時は色収差に対応するためフィルターによってピントを合わせなおす(フィルター厚はいずれも2mmなのですが)必要があります。 





IC1805〔ハート星雲〕とIC1848〔胎児星雲〕 (カシオペア座の散光星雲) 
2023年11月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx5 Hα-HαOVHβで合成
ZWO ASI-2600MM FS-60CB + レデューサー (焦点距離 255mm)  EM-200赤道儀
 
秋の撮影対象で有名なIC1805 ハート星雲(右)とIC1848 胎児星雲(左)です。
Hα-HαOVHβで合成しているため、色成分はHαを赤、OVを緑、Hβを青に割り振っています。(AOB合成?)
隣り合うハート星雲と胎児星雲ですが、若干色調が異なることがわかります。
胎児星雲はオレンジの部分、HαとOVがともに発光している部分が、ハート星雲ではHα(赤)が単独で発光している部分が多いようです。
また、場所によっては赤紫色の部分も見られることから、わずかですがHβの成分も関与していることがうかがえます。 





NGC7822〔クエスチョンマーク星雲〕(ケフェウス座の散光星雲) 
2023年11月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx5 Hα-HαOVHβで合成  画像左側が北
ZWO ASI-2600MM FS-60CB + レデューサー (焦点距離 255mm)  EM-200赤道儀
 
星雲の明るい部分は2つに分かれています。 画像の左がNGC7822で、中央の明るい部分にはCed214の番号が付けられています。
さらに右端に小さな円形の星雲Sh2-170があり、全体として(横倒しの)クエスチョンマークを連想させる形になっています。
星雲の濃淡の幅が大きく、淡い周辺部を出そうとすると、明るい部分がのっぺりとしてしまいます。
私がよく行く撮影地は南が光害を受けるので、どうしても北天の天体を撮影することが多くなっています。





IC1396(ケフェウス座の散光星雲) 
2023年11月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx5 Hα-HαOVHβで合成
ZWO ASI-2600MM FS-60CB + レデューサー (焦点距離 255mm)  EM-200赤道儀
 
完全に月(月齢22)が昇ってからの撮影でしたが、さすがナローバンド。
前回改造デジカメで撮影した時より、淡い部分までコントラストよく写っています。
特に「象の鼻」の部分は複雑な構造をしているようなので、長焦点で狙ってみたくなります。
 星雲の上方の赤い明るい星は「ガーネットスター」と呼ばれています。





NGC7000〔北アメリカ星雲〕 (はくちょう座の散光星雲) 
2023年11月  Hα:5minx10 OV,Hβ:5minx5 Hα-HαOVHβで合成
ZWO ASI-2600MM FS-60CB + レデューサー (焦点距離 255mm)  EM-200赤道儀
 
今年の夏は昼に猛暑が続いた割に、夜になると天候が不安定で、ほとんど撮影チャンスができませんでした。
そうこうしているうちに撮影しようとする気力も萎え、天候が安定してきた11月になってようやく撮影を始めました。
この間にHβフィルター(8.5nm)を入手したので色信号をHαを赤、OVを緑、Hβを青色に割り振り画像にしてみました。
 途中から月が昇ってきましたが、ナローバンドの威力で淡い部分まで影響なく撮影できました。


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