りゅう座  ヘルクレス座  へびつかい座・へび座(頭部)  さそり座  いて座  たて座・へび座(尾部)
わし座  や座・こぎつね座・いるか座  こと座  はくちょう座  他の季節へ 

     沈む北斗
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  春の間、天頂近く輝いていた北斗七星も、地平線に水を汲みに戻るかのように、北西の空で高度を下げていきます。天頂から南の空にかけて、夏の星座が高く昇っています。
                  
説明なし画像
   NGC5866
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  S0に分類される円盤(レンズ状)銀河ですが、中央に星間物質が集まっている黒い線のような部分が見られるのが特徴です。存在が確認されていないメシエ天体の1つであるM102の候補として挙げられている銀河でもあります。
   NGC5907
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  長辺方向の視直径が大きな銀河ですが、暗いため、眼視で確認するには20cm級の望遠鏡が必要です。NGC4565と同様にエッジオン銀河ですが、バルジの膨らみがほとんどないのが特徴です。
   NGC5985
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  タイプの違う3つの銀河が東西方向に約7分角の間隔で並んでいます。明るさは12等級以下なので眼視で形態の比較をするのは難しいです。NGC5985は棒渦巻銀河、NGC5982は楕円銀河、NGC5981はエッジオン銀河で詳細はよくわからないのですが渦巻銀河に分類されています。   説明なし画像
   NGC6543
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  ハッブル宇宙望遠鏡の写真などで非常に有名な星雲で、明るいのですが、視直径が非常に小さく、様々な条件が整わないとよい画像を得るのが難しいです。大望遠鏡の画像から「キャッツアイ星雲」とも呼ばれます。
   りゅう座
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  春ヘスペリデスの黄金の林檎を守っていてヘルクレスに倒された龍のラードーンであると言われています。1年中、沈むことなく北極星の周りを回り続けています。  説明なし画像
   М13
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ASI 2600MM
 L:2minx4 R,G,B:2minx4
  北天最大の球状星団です。見た目の大きさは満月の3分の1ほどで、50万個もの星を含み、実直径は約100光年です。
   М92
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:3minx4 R,G,B:5minx3
  口径10cm 60倍程度では中心が明るい丸い星雲状です。距離は3万光年、実直径は100光年前後で、太陽質量の14万~33万倍の天体です。    ギャラッド彗星とМ92
   ヘルクレス座 α星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  色の対比が美しい二重星です。橙色の主星の方は変光星で3.0~4.0等、青紫色の伴星は5.4等、間隔は4.6秒角です。
   ヘルクレス座 ρ星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  白色どうしのペアで、明るさは主星が4.5等、伴星が5,5等、離角は4.5秒角です。
   ヘルクレス座 95番星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  主星は白色で5.0等、伴星は黄色で5.2等、離角6.3秒角のペアです。
   ヘルクレス座
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  ギリシャ神話の英雄ヘルクレスは天球では頭を南にした『逆立ち』の状態で描かれています。3等星以下の暗い星で作られる歪んだH型は意外と夜空で目立ちます。
               
説明なし画像
   М 5
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 L:2minx4 R,G,B:2minx4
  大型の球状星団で視直径ベスト5に入ります。口径10cm 100倍で明るい星雲状の光の中にパラパラと星が見え始めます。
   М 9
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:3minx4 R,G,B:3minx3
  口径10cmの望遠鏡では星に分離できずに星雲状に見えます。距離25000光年、星数25万と見積もられています。
   М10
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 L:2minx4 R,G,B:2minx4
  M12の南東にある球状星団。こちらの方が星の集まり方が密なので、口径10cmの望遠鏡では星に分解してみることが難しいです。
   М12
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 L:2minx4 R,G,B:2minx4
  大きさ、明るさは隣接するM10と同じ程度ですが、星の密集度は低くなっています。口径10cmの望遠鏡で周囲の星が見え始めます。
   М14
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 L:2minx4 R,G,B:2minx4
  東西方向に歪んでいるように見えます。天の川に近く星間物質の影響を受けているためか、星々の黄色みが強いように見えます。
   М19
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX7i
 3minx5
  M14とは逆に南北に伸びた姿をしています。小口径の望遠鏡では、星雲状の光が南北に延び長円形に見えます。
   М62
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX7i
 3minx5
  星団の中心が左下に偏って見えます。小口径の望遠鏡では星に分解することはできませんが、明るい部分が偏っているのはわかります。
   М107
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:3minx4 R,G,B:3minx3
  へびつかい座の他の球状星団と比べると微かですが、星の密集度は最も低くなっています。へびつかい座には7つのメシエ天体があり、その全てが球状星団です。
   B82
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 5minx6
  へびつかい座θ星周辺の天の川はいろいろな形の暗黒星雲によって遮られて見えます。中でも画像下の方にあるS字型の暗黒星雲は『S字状暗黒星雲』として有名です。
   へびつかい座 ο星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  5.2等の主星と6.8等の伴星が10.1秒角の間隔で並んでいます。黄色と白色のペアです。
   へびつかい座とへび座
 キャノンEF-S 18-55mm
 EM-200赤道儀

 EOS Kiss DN
  全体的には歪んだ将棋の駒のような星の配列です。頭部にあたる星にはラス・アルハゲという名前がついています。髪に悩みがあったのでしょうか…    説明なし画像
   さそり座頭部
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx5
  さそり座頭部のアンタレス付近は輝線星雲(赤)、反射星雲(黄・青)、暗黒星雲(黒)、球状星団が入り乱れにぎやかな領域です。
   アンタレス周辺
 シグマ 150mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx6
  輝星はアンタレス、アンタレスの右にある球状星団はM4です。赤色の星雲が輝線星雲、青・黄色の星雲は反射星雲です。天の川から伸びている暗黒星雲が複雑に入り込んでいます。         説明なし画像
   М 4
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 L:2minx4 R,G,B:2minx4
  星の密集度が低いため、小口径の望遠鏡でも中心から周囲に向かって不規則に枝が伸び、その上にいくつか星が並んでいるようすを観察できます。
   М 6
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  肉眼でもぼんやりと星雲状に見えます。オレンジ色の星がアクセントになっています。
   М6とМ7
 シグマ 150mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx6
  M6(左上)は星数が少ないのですが暗黒星雲を背景にしているので星団の範囲がわかりやすい一方、M7(右下)は天の川の中に埋もれています。
   М 7
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  肉眼でもぼんやりと星雲状に見えます。背景が天の川なので視野の中の星数が非常に多く、圧倒されます。
   М80
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:3minx4 R,G,B:3minx3
  明るいのですが星の密集度が高く視直径も小さいため、小口径の望遠鏡では周囲の星を分解して見るのが困難です。
   NGC6124
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  さそり座とおおかみ座の境界付近にある、1つ1つの星粒が明るい星団です。星の数は100程度です。
   NGC6334,6357
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 5minx6
  両方の星雲とも肉眼では見えませんが、写真には赤く写ります。形からNGC6357は彼岸花星雲、NGC6334は出目金星雲とも呼ばれています。
   IC4628
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 5minx6
  夏の銀河が地平線に流れ落ちる手前に見られる大きな散光星雲です。本州中部では南中高度が15度程度なので撮影機会になかなか恵まれません。画面左が北になります。
                  
説明なし画像
   さそり座 β星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  2.6等の青白の主星と5.1等の青白の伴星が13.7秒間隔で並んでいます。南中高度は低いですが離角が大きいのできれいに分離して見ることができます。
   地を這うさそり座
 キャノンEF-S 18-55mm
 EM-200赤道儀

 EOS Kiss DN
  標高の高いところで南方面が暗く開けているところを見つけるのはなかなか難しいです。この撮影地ではさそり座が山の上をかすめて動いていきます。
   さそり座といて座
 キャノンEF-S 18-55mm
 EM-200赤道儀

 EOS Kiss DN
  天の川はいて座とさそり座の間で最も太く明るく見えます。この方向に天の川銀河の中心があります。いて座の中の6つの星が小さなひしゃく型に並んでいます。これを『南斗六星』と呼んでいます。中国の神話では、北斗の仙人は死をつかさどり、南斗の仙人は生をつかさどっていて、人の寿命は両者によって決められる、とされていました。
            
南斗六星    説明なし画像
   М8周辺
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 5minx8
  M8の輝線星雲は東の方にも淡く広がっていています。この部分は暗黒星雲に縁取られたようになっていて、その形から「猫の手星雲」などと呼ばれています。
   М 8
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx8
  大きな輝線星雲の中を横切る暗黒星雲の様子が、水が引いたあとの干潟や珊瑚礁の模様のようにも見えるということで、「干潟星雲」愛称がつけられています。
Hα-HαGBによる画像
 200mmF4反射+パラコア2 Hα:5minx12 G,B:5minx4
   М20
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 6minx8
  明るい輝線星雲が暗黒星雲によって3つに引き裂かれたように見えるため、このような愛称がつけられています。輝線星雲の赤色と反射星雲の青色との対比も見事です。
   М21
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 5minx6
  三裂星雲(M20)のすぐ北にあり双眼鏡でも見える散開星団です。8等級の星が1個、9等級が4個と散開星団としてはさみしい内容です。    説明なし画像
   М18
 60mmF5.9屈折
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss DN
 5minx4
  ハーシェルが「星が少なく、非常にまばらな星団」と記したとおり、あまり見ばえがしません。   説明なし画像
   М22
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:3minx4 R,G,B:3minx3
  約7万個の星が楕円形に集まった大型の球状星団です。距離は約1万光年です。このM22は全天で最初に発見された球状星団です。
   М23
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  星数が150個、視直径も大きいです。周囲が天の川であるので、どこまでが星団の星なのかわかりにくくなっています。
   М24
 シグマ 150mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx6
  いて座μ(ミュー)星の北に天の川がひじょうに濃い部分があります。この1.5゚ほどの範囲をメシエはM24としましたが、実際には星団ではありません。
   М25
 60mmF5.9屈折
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss DN
 5minx4
  かなりまばらに広がった散開星団です。口径10cmの望遠鏡ならば50個くらいの星が見えます。
   М28
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  小口径の望遠鏡でもいびつな明るい星雲状に見ることができます。星の密集度が高いので、分解して見るにはかなり大きな口径が必要になります。
   М54
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  この球状星団は天の川銀河に属しているのではなく、天の川銀河の伴銀河である「いて座矮小楕円銀河」に属する天体であることがわかっています。
   М55
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:3minx4 R,G,B:3minx3
  星の密集度が低い球状星団のため、20cmの口径の望遠鏡では丸く広がった星雲状の光の中にぬか星が多数見え、かなり見ごたえがあります。
   М69
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:3minx4 R,G,B:3minx3
  いて座の南側にはメシエ天体の小さな球状星団が3つ(M69,M70,M54)並んでいます。小口径の望遠鏡では3つとも周辺の星を分解して見るのは難しいです。
   М70
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  いて座のメシエ天体の球状星団の中では最も暗く小さく見えます。後に大彗星となったヘール・ボップ彗星が1995年にこの近くで発見されました。
   М75
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  天の川銀河に属するメシエ天体の中では距離78000光年と最も遠方にあります。もっとも密集した球状星団であるため、距離が遠い割に明るく見えます。
   いて座の天の川
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  天の川がもっとも太く明るく見える部分です。赤色の輝線星雲が点々と見られます。また、星が密集している散開星団もあちこちに見られます。    説明なし画像
   М17
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx8
  大口径望遠鏡で観察すると星雲の姿がギリシア文字のΩω(オメガ)の形に見えることからきています。小口径での見え方は白鳥星雲と言った方が近いように思います。
Hα-HαGBによる画像
 200mmF4反射+パラコア2 Hα:5minx12 G,B:5minx4
   М16とМ17
 シグマ 150mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx6
  双眼鏡で見ると、M17は星雲であることが分かります。M16は散開星団があることは分かりますが星雲ははっきりしません。
   М16
 100mmF8屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx8
  写真では、真っ赤な姿をした星雲が明るい散開星団を背景にして写ります。星雲の中に「象の鼻」と呼ばれる部分があり、ハッブル宇宙望遠鏡の画像で有名になりました。
Hα-HαGBによる画像
 200mmF4反射+パラコア2 Hα:5minx12 G,B:5minx4
   М11
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 L:2minx4 R,G,B:2minx4
  散開星団の中で最も密集度が高いものとして分類されていますが、疎らな球状星団のようにも見えます。
   М26
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 3minx5
  10cm程度の口径の望遠鏡では、特に明るい星が4つと星雲状になった微光星がいくつかの塊となって見えます。
   わし座~さそり座の天の川
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  天の川銀河中心方向にあたるいて座からさそり座の天の川が太く明るいこと、銀河面に暗黒星雲が集まっているため、天の川が二分されて見えていることなどがわかります。
   NGC6781
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  夏の星空の中には多くの惑星状星雲がありますが、NGC6781はその中でも大型で見やすい天体です。中心星は淡いながら何とか確認することができます。
   B143
 シグマ 150mm F2.8
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 3minx5
  わし座のγ星のすぐ西にある、形がギリシャ文字のξに似ている暗黒部分がB143です。
   М71
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  球状星団の中では星の密集状態がひじょうにまばらであるため、1つ1つの星が分離して見えます。
   わし座~はくちょう座の天の川
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  わし座からはくちょう座にかけても明るい天の川が続いています。天の川を二分している暗黒帯もはくちょう座まで続いています。    説明なし画像
   М27
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  中心星が寿命を迎えてガスを放出して白色矮星となり、余熱で放つ紫外線によってガスが蛍光灯のように光って見えています。
   いるか座 γ星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  4.4等のオレンジ色の主星と5.0等の薄黄色の伴星とが9.2秒角の間隔で向かい合う見事な二重星です。
   М56
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 3minx5
  メシエカタログの球状星団の中では一番小さく暗いものです。天頂近くまで昇るので、空の状態が良ければ周辺部の星がいくつか分解できるようになります。
   М57
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  寿命を迎えた星が放出した外層のガスが、中心星(白色矮星)からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っています。円筒状のガス雲を極方向から見ているためリング状に見えています。
   こと座 ε星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  二重の二重星ということで「ダブル・ダブルスター」と呼ばれています。ε1,ε2ともに白色と薄黄色のペアで、離角は2.4秒角前後です。
   織女と牽牛
 キャノンEF-S 18-55mm
 EM-200赤道儀

 EOS Kiss DN
  天の川を挟んで西側に織姫にあたること座のベガ、東側に牽牛であるアルタイルが見られます。ベガは北天で一番明るい星で、本州中部では天頂近くを通過していくのでとてもよく目立ちます。織姫と彦星の逢瀬となる橋を白鳥(伝説ではカササギ)が翼を広げてかけています。   説明なし画像
   夏の大三角
 キャノンEF-S 18-55mm
 EM-200赤道儀

 EOS Kiss DN
  織姫のベガ、彦星のアルタイル、はくちょう座のデネブが作る二等辺三角形を「夏の大三角」と呼びます。
   七夕の相合傘
 キャノンEF-S 18-55mm
 EM-200赤道儀

 EOS Kiss x7i
  夏の大三角が西に沈もうとしています。はくちょう座の星の並びを傘の形に見立てると、右におりひめ、左にひこぼしの相合い傘のようになります。   説明なし画像
   М29
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss DN
 3minx4
  口径10cmの望遠鏡で60倍程度で観察すると、明るい星4つがこじんまりとした四角形を作り、そのまわりに数個の星が群れて見えます。
   М39
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss DN
 3minx5
  明るい星が広い範囲にばらまかれている状態なので、観察はできるだけ低い倍率が望ましいです。20数個ほどの星が見え、二重星がいくつかあるのがわかります。
   IC1318
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 5minx8
  十字型のはくちょう座の中央の星(ガンマ星)周辺には肉眼では見えない赤い散光星雲がちぎれ雲のように浮かんでいます。
   NGC6888
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ST-8XME
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  IC1318の右下に小さく見えていた星雲で、その形から三日月星雲(Crescent Nebula)の愛称を持っています。ウォルフ・ライエ星 WR136からの高速の星風と、約40万年前の赤色巨星の時に放出された速度の遅い星風が衝突して形成されています。
   NGC6940
 100mmF8 屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
 5minx5
  10等以下の暗い星の集団です。背景が暗黒星雲に隠されているので、星団としてまとまって見えます。中央の赤い星がアクセントになっています。
   NGC6946
 200mmF4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀

 ASI2600MM
 L:5minx10 R,G,B:5minx4
  天の川のほとりにあるカラフルなSc型の銀河です。天の川に近いため背景の星もにぎやかです。超新星の出現が多く、今までに10個発見されています。
   NGC6960,6992-5
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 EOS Kiss X5(IR改造)
 5minx8
  数万年前に爆発した超新星残骸のガスが毎秒100kmで広がっている姿です。距離は1600光年の彼方にあります。
   NGC7000
 60mmF5.9屈折 レデューサー
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 Hα:5minx10 OⅢ,Hβ:各5minx5
 Hα-HαOⅢHβ合成
  自然の造形は見事な偶然を生み出しました。フロリダ半島、メキシコの部分まで実によく合っています。右下に見える星雲もその形からペリカン星雲と呼ばれています。
同鏡筒+RD EOS KissX5(IR改造)5minx8 の画像はこちら
   IC5146
 200mmF4.4反射 パラコア2
 EM-200赤道儀
 ASI 2600MM
 L:5minx12 R,G,B:5minx4
  はくちょう座の東の境界付近の天の川の中に位置する小天体で、形状から「まゆ星雲」と呼ばれています。赤く光るHⅡ領域とその周りを縁取る淡い青い星雲との対比が美しい星雲です。
   はくちょう座 β星
 100mmF8 屈折 LV7mm
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  はくちょう座のくちばしの先にある星で固有名はアルビレオ。3.1等のオレンジ色の主星と5.1等の青緑色の伴星の組み合わせで、「トパーズとサファイア」に例えられています。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場します。
   はくちょう座(北十字)
 タムロン 17-50mm F2.8
 EM-200赤道儀

 EOS KissX5(IR改造)
  天の川に埋もれるように、大きな十字型が見られます。12~1月にかけての夕方、北西の地平線にこの十字が突き刺さるように立つ様は見事としか言いようがありません。                  説明なし画像
         


他の季節へ