小惑星2001CC21(98943)




2023年 1月22日 1時7分48秒〜1時18分10秒 露出 L:2分×5 GAIN:100 恒星時追尾
ASI2600MM  D:200mm F4.0反射+パラコア2(920mm)

小惑星探査機「はやぶさ2」のホームページで「小惑星 2001 CC21 を観測しよう!」キャンペーンを見て撮影してみることにしました。
当日、撮影を予定していた時間直前に急に曇られ、小惑星がほぼ天頂近くになった0時台後半から雲が退き、ようやく撮影を開始することができました。
当日は自動導入の調子が悪かったため、目標位置を若干ずらしながら2分露光で5枚ずつ3セット撮影しました。
さらに悪いことは重なるもの。プラネタリウムソフトの軌道要素を更新していなかったため、小惑星の予報位置がずれていました。
そんなこんなで、3セットのうち完全に外していたのが1セット、2セットは画像の端近くに何とか写っていました。
画角が広いASI2600MM様々です。
画像処理ですがダーク補正、周辺減光補正、DDPをかけました。
また、小惑星の移動がわかった方がよいかと思い、恒星を基準にコンポジットしてこの画像を得ました。
小惑星は予報光度16等級と暗く、もっとかすかに写ると思ったのですが、意外にもはっきり写っていて驚きました。
はやぶさ2ホームページには「かなり暗いですから、ある程度以上の口径の望遠鏡があり慣れた方でないと観測は難しいと思います。」
JAPOSホームページには「30cmクラスの望遠鏡としっかりした導入と追尾、そして画面に写るたくさんの星の中から正確に同定する力が必要です。」
と書かれていて、ダメ元で挑戦したのですが、口径20cmで何とか結果を出すことができました。
PHD2の彗星追尾も試してみましたが、恒星は点像に写ってしまいました。
しっかりマスターしなくては…


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