紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS

2024年 11月25日 18時22分〜 露出 2分×10 ASI2600MC GAIN:100
20cmF4反射+パラコア2(f:920mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
前回の撮影から3週間経ちましたが、まだ立派な尾を持った彗星の姿を撮影することができました。
とは言っても、近日点通過から2か月近くがたち、彗星の活動が大分衰えてきたようで、頭部の明るさ、尾の淡さに現れてきています。
それでもダストテイルが2本にわかれて見える等、興味深い点も見られます。
これから彗星は見かけ上、太陽に近づくため、夕方の薄明終了時の高度がどんどん下がっていきます。
月が満月を過ぎる12月中旬に最後の撮影機会があるかな…

2024年 11月3日 18時38分〜 露出 60秒×12 ASI2600MC GAIN:100
20cmF4反射+パラコア2(f:920mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
彗星が暗くなってきたことと、この日他の天体を撮影する計画があったため20cm反射で撮影しました。
近日点通過から1か月が過ぎ、彗星の活動も穏やかになったためか、ダストの放出量が減ってきたように見えます。
青白いイオンテイルは相変わらず目立ちませんが、頭部にコマの緑色が認められるようになってきました。
透明度は比較的良かったため、彗星が肉眼で見られるか試しましたが、確認することはできませんでした。

2024年 10月30日 19時06分〜 露出 30秒×11 ASI2600MC GAIN:100
FS-60CB+レデューサー(f:255mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
雲がわいたり消えたりするような不安定な天気で、撮影途中で彗星の方向が曇り、一時露光を中断しました。
天候が悪く撮影できなかった8日間の間に、大分暗くなり、尾も淡くなってきました。
松本の光害の影響や、雲の影響もありましたが、双眼鏡で確認できた彗星の姿は、肉眼では確認できませんでした。
彗星が天の川に近づいてきたため、背景の星がにぎやかになっています。

2024年 10月13日 19時30分〜 露出 30秒×6 ISO1600 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを17mmで使用 絞りF3.5 EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
巻雲や巻層雲の第1陣がようやく過ぎたので、第2陣が来る前に撮影しました。
画像の左に夏の天の川を入れることができました。M17、M16の赤色がわかります。
彗星の尾は淡い先端まで含めると16度程度あるでしょうか。
もう少し露出時間をかけたかったのですが雲がどんどん迫ってきていたので、切り詰めざるを得ませんでした。
手前のシルエットになっている山並みは北アルプス(中央が大天井岳)です。
コンポジットした画像は追尾の関係で山並みがボケていましたので、最後のコマの地上部分をペーストしました。
北アルプスの山並みの上に山小屋の灯が見えます。左は蝶ケ岳ヒュッテ、右は燕山荘です。(中央に大天荘もごく淡く見えています)

2024年 10月21日 18時17分〜 露出 30秒×8 ISO1600 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを50mmで使用 絞りF3.5 EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2

2024年 10月21日 18時28分〜 露出 30秒×8 ASI2600MC GAIN:100
FS-60CB+レデューサー(f:255mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
西から巻雲や巻層雲が近づいてきていたので、まだ薄明が終わる前ですが撮影しました。

2024年 10月20日 18時59分〜 露出 30秒×6 ISO1600 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを50mmで使用 絞りF3.5 EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
彗星の左に球状星団のM10とM12が並んで見えています。

2024年 10月20日 18時40分〜 露出 30秒×8 ASI2600MC GAIN:100
FS-60CB+レデューサー(f:255mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
この日は夕方までなかなか雲が取れず、18時30分くらいまで彗星の方向に雲が居座りやきもきしましたが撮影することができました。
撮影場所は松本市近郊の標高が高い場所なので透明度は抜群なのですが、松本や諏訪の光害がなかなかすごかったです。
彗星は1週間前より大分淡くなりましたがまだ肉眼ではっきり見ることができました。
淡いのに尾が長く見え、驚きました。イオンの尾はダストの尾とほぼ重なっているはずですが目立ちません。
アンチテイルも淡くはなってきましたがまだ確認することができます。
パンスターズ彗星(C/2011 L4)のようにダストリッチな彗星なのでまだ楽しめそうです。

2024年 10月13日 18時26分〜 露出 4秒×10 ISO800 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを50mmで使用 絞りF3.5 固定撮影
彗星らしい姿を肉眼でとらえたのはヘールボップ彗星以来でしょうか… 日本海の水平線上にV字形がくっきりと浮かび上がっていました。
そういえば少し暗くなり始めたころのウエスト彗星を彷彿とさせる姿だなあ、なんて感傷に浸っている自分がいました。
双眼鏡ではわからなかったのですが、アンチテイルが伸びているように見えます。
増光が一時鈍った時や「核崩壊が始まった…」という報道が流れたときはコホーテク彗星やアイソン彗星の二の舞に
なるのではないかと心配していましたが、見事な姿を見ることができ本当によかったと思いました。

2024年 10月13日 18時33分〜 露出 8秒×10 EOS-Kiss Digital X7
FS-60CB+RD (焦点距離255mm) EM-200赤道儀
頭部から暗い筋のようなものが伸びているのが見られます。核の影?という説もありますが果たして…
淡いですが周期的に塵の量が変化したことを表すシンクロニックバンドのような模様も見えるような…
大昔に見たウエスト彗星の超ミニチュアのように感じました。

【日本海に沈む紫金山-アトラス彗星】
2024年 10月13日 18時46分〜 露出 4秒×10 ISO1600 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを50mmで使用 絞りF3.5 EM-200赤道儀
頭部が水平線に沈んでも、まだ尾が残っています。さすがに肉眼では確認できませんでした。

2024年 3月16日 1時18分〜 露出 3分×9
ZWO ASI-2600MC D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm) EM-200赤道儀
2023年1月9日と2月22日に中国・南京近郊の紫金山天文台と、ハワイ大学の地球接近小惑星のサーベイプログラムで発見された彗星です。
9月下旬に近日点を通過し、近日点距離が0.39AUであること、発見された当時の絶対等級が明るかったことから、0等級の大彗星になるのではと騒がれていた彗星です。
この画像が撮影された当時までは、比較的順調に増光していたのですが、5月位から増光が鈍りだしているようです。
かつての誤報テク(コホーテク)彗星、大嘘ちん(オースチン)彗星のようになってしまうのでは…と心配しています。
さすがに哀損(アイソン)彗星のようには…
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