2024年3月~2024年11月



11月25日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 11月3日 18時22分~ 露出 2分×10 ASI2600MC GAIN:100
20cmF4反射+パラコア2(f:920mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
 
前回の撮影から3週間経ちましたが、まだ立派な尾を持った彗星の姿を撮影することができました。
とは言っても、近日点通過から2か月近くがたち、彗星の活動が大分衰えてきたようで、頭部の明るさ、尾の淡さに現れてきています。
 それでもダストテイルが2本にわかれて見える等、興味深い点も見られます。
これから彗星は見かけ上、太陽に近づくため、夕方の薄明終了時の高度がどんどん下がっていきます。
月が満月を過ぎる12月中旬に最後の撮影機会があるかな…。 





11月3日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 11月3日 18時38分~ 露出 60秒×12 ASI2600MC GAIN:100
20cmF4反射+パラコア2(f:920mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
 
彗星が暗くなってきたことと、この日他の天体を撮影する計画があったため20cm反射で撮影しました。
近日点通過から1か月が過ぎ、彗星の活動も穏やかになったためか、ダストの放出量が減ってきたように見えます。
 青白いイオンテイルは相変わらず目立ちませんが、頭部にコマの緑色が認められるようになってきました。
透明度は比較的良かったため、彗星が肉眼で見られるか試しましたが、確認することはできませんでした。





10月30日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月30日 19時06分~ 露出 30秒×11 ASI2600MC GAIN:100
FS-60CB+レデューサー(f:255mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
 
雲がわいたり消えたりするような不安定な天気で、撮影途中で彗星の方向が曇り、一時露光を中断しました。
天候が悪く撮影できなかった8日間の間に、大分暗くなり、尾も淡くなってきました。
 松本の光害の影響や、雲の影響もありましたが、双眼鏡で確認できた彗星の姿は、肉眼では確認できませんでした。
彗星が天の川に近づいてきたため、背景の星がにぎやかになっています。





10月21日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月21日 19時30分~ 露出 30秒×6 ISO1600 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを17mmで使用  絞りF3.5 EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
 
巻雲や巻層雲の第1陣がようやく過ぎたので、第2陣が来る前に撮影しました。
画像の左に夏の天の川を入れることができました。M17、M16の赤色がわかります。
 彗星の尾は淡い先端まで含めると16度程度あるでしょうか。
もう少し露出時間をかけたかったのですが雲がどんどん迫ってきていたので、切り詰めざるを得ませんでした。
手前のシルエットになっている山並みは北アルプス(中央が大天井岳)です。 
コンポジットした画像は追尾の関係で山並みがボケていましたので、最後のコマの地上部分をペーストしました。
北アルプスの山並みの上に山小屋の灯が見えます。左は蝶ケ岳ヒュッテ、右は燕山荘です。(中央に大天荘もごく淡く見えています) 





10月21日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月21日 18時17分~ 露出 30秒×8 ISO1600 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを50mmで使用  絞りF3.5 EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2





10月21日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月21日 18時28分~ 露出 30秒×8 ASI2600MC GAIN:100
FS-60CB+レデューサー(f:255mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
 
西から巻雲や巻層雲が近づいてきていたので、まだ薄明が終わる前ですが撮影しました。





10月20日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月20日 18時59分~ 露出 30秒×6 ISO1600 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di IIを50mmで使用  絞りF3.5 EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
 
彗星の左に球状星団のM10とM12が並んで見えています。





10月20日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月20日 18時40分~ 露出 30秒×8 ASI2600MC GAIN:100
FS-60CB+レデューサー(f:255mm) EM200赤道儀 GT-40+ASI120MM mini+PHD2
 
この日は夕方までなかなか雲が取れず、18時30分くらいまで彗星の方向に雲が居座りやきもきしましたが撮影することができました。
撮影場所は松本市近郊の標高が高い場所なので透明度は抜群なのですが、松本や諏訪の光害がなかなかすごかったです。
 彗星は1週間前より大分淡くなりましたがまだ肉眼ではっきり見ることができました。
淡いのに尾が長く見え、驚きました。イオンの尾はダストの尾とほぼ重なっているはずですが目立ちません。
アンチテイルも淡くはなってきましたがまだ確認することができます。 
パンスターズ彗星(C/2011 L4)のようにダストリッチな彗星なのでまだ楽しめそうです。





10月13日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月13日 18時26分~ 露出 4秒×10 ISO800 EOS-Kiss Digital X5 (改造)
タムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II  絞りF3.5  固定撮影
 
彗星らしい姿を肉眼でとらえたのはヘールボップ彗星以来でしょうか… 
日本海の水平線上にV字形がくっきりと浮かび上がっていました。
 そういえば少し暗くなり始めたころのウエスト彗星を彷彿とさせる姿だなあ、なんて感傷に浸っている自分がいました。
双眼鏡ではわからなかったのですが、アンチテイルが伸びているように見えます。
増光が一時鈍った時や「核崩壊が始まった…」という報道が流れたときはコホーテク彗星やアイソン彗星の二の舞に 
なるのではないかと心配していましたが、見事な姿を見ることができ本当によかったと思いました。





10月13日の紫金山-アトラス彗星 
2024年 10月13日 18時33分~ 露出 8秒×10 ISO800 EOS-Kiss Digital X7
FS-60CB+RD (焦点距離255mm) EM-200赤道儀
 
頭部から暗い筋のようなものが伸びているのが見られます。核の影?という説もありますが果たして…
淡いですが周期的に塵の量が変化したことを表すシンクロニックバンドのような模様も見えるような…
大昔に見たウエスト彗星の超ミニチュアのように感じました。





NGC6357〔彼岸花星雲〕とNGC6334〔出目金星雲〕(さそり座の散光星雲) 
2024年 5月  Hα:5minx14 G,B:5minx5 L(Hα+G+B)-HαGB合成
ZWO ASI-2600MM FS-60CB + レデューサー (焦点距離 255mm)  EM-200赤道儀
 
さそり座の毒針の北にある散光星雲で、地平高度が20度を超える時間が短いことと光害の影響を受けやすいことから、
撮影リストに位置づけにくい天体です。
前回はIR改造したKissX5で撮影したのですが、今回は複雑な星雲の形を描出したいと考えHαフィルターを使うことにしました。
結果はご覧の通りでまずまずの結果を得ることができたのではないかと思います。





M20 (いて座の散光星雲) 
2024年 5月  L:5minx8 R,G,B:5minx5 Hα:5minx7  L(+Hα)-R(+Hα)GB合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
明るい散光星雲が暗黒星雲によって3つに引き裂かれたように見えるため「三裂星雲」の愛称で呼ばれています。
星雲中にある7等級のO型星の放つ光が星雲本体を淡いピンク色に輝かせていますが、すぐ北には青色の反射星雲が広がり非常に見応えのある星雲です
今回はL,R,G,B,Hαフィルターによる画像を取得し、L,R画像にHα画像をブレンドした後、L-RGB合成を行いました。
Hα画像を入れたことから、もう少し輝線星雲のモヤモヤ感が出せると思ったのですが、L-RGB合成とさほど違わない結果になってしまいました。





NGC5982 (りゅう座の銀河) 
2024年 5月 L:5minx10 R,G,B:5minx4 L-RGB合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm) EM-200赤道儀
 
りゅう座の胴体中央付近に東から順にNGC5985、NGC5982、NGC5981の3つの銀河が並んでいます。
NGC5985は棒渦巻き型(フェイスオン)、NGC5982は楕円銀河、そしてNGC5981は渦巻銀河(エッジオン)に分類されています。
明るさは暗いのですが、3つの銀河の形態を比較できる興味深いフィールドです。
見かけの位置は近いのですが、実は空間の位置はかなり離れているようです。





M63 (りょうけん座の銀河) 
2024年 5月  L:5minx10 R,G,B:5minx4 L-RGB合成
ZWO ASI-2600MM D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm) EM-200赤道儀
 
この天体も撮影する度にケチがつきやすい天体です。今回は温度順応にやられました。
一晩にできるだけたくさんの天体を撮ろうとして撮影計画を立てているのですが、今回は標高が高かったこともあり、
宵の口の気温変化がとても大きかったです。
こうなってくると、撮影中も気温変化に応じて微妙にピントが変えられる電動フォーカサーが欲しくなります。





紫金山-アトラス彗星 C/2023A3 Tsuchinshan-ATLAS 
2024年 3月16日 1時18分~ 露出 3分×9
ZWO ASI-2600MC  D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
2023年1月9日と2月22日に中国・南京近郊の紫金山天文台と、ハワイ大学の地球接近小惑星のサーベイプログラムで発見された彗星です。
近日点距離が0.39AUであること、発見された当時の絶対等級が明るかったことから、0等級の大彗星になるのではと騒がれていた彗星です。
この画像が撮影された当時までは、比較的順調に増光していたのですが、5月位から増光が鈍りだしているようです。
かつての誤報テク(コホーテク)彗星、大嘘ちん(オースチン)彗星のようになってしまうのでは…と心配しています。
 さすがに哀損(アイソン)彗星のようには…





パンスターズ彗星 C/2021S3 PanSTARRS 
2024年 3月16日 2時59分~ 露出 3分×9
ZWO ASI-2600MC  D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
2021年9月24日にハワイ・マウイ島のパンスターズ(PAN-STARRS1)望遠鏡によるスカイサーベイで発見された彗星です。
空の濁りがひどかったため、コマの緑色は目立ちませんが、長いダストの尾がみられます。





紫金山彗星 62P Tsuchinshan 1 
2024年 3月16日 0時34分~ 露出 3分×9
ZWO ASI-2600MC  D:200mm f:800mm反射+パラコア2 (焦点距離 920mm)  EM-200赤道儀
 
1965年11月1日、中国・紫金山天文台の张钰哲により発見された周期彗星です。
今回は回帰条件がよかったのですが、撮影は2月になってしまいました。
ASI2600MC-Proの試写を兼ねての撮影です。
 当日は空の濁りがひどく、コマの緑色が目立たない画像になってしまいました。


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